ここで、わたしは、「ティーチャー」と日本の近代天皇制における天皇とのアナロジーを考えないわけにはいかない。日本の国家制度は、国民を「大人」として認めない制度であり、個々人を子供あつかいする「甘え」と「無責任」の文化によってささえられている。対外的には「元首」が天皇であるこの国は、国民を天皇の「子供」にしてしまう。だから、個々人は、国家や天皇との対立・緊張のなかでしか最高度のリアリティを感得できないのである。
August 16, 2008